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麻雀業界を離れてから、麻雀を打つ機会は極端に少なくなった。忙しいとか、仕事でやってたから趣味にまで持ち込みたくないとか、理由は色々あるが、大きいのは、巷間広く行われているルールを楽しむことができないからだ。
今自分が卓を囲むとすれば、中国麻将という、全く別のルールだ。完璧なルールだとは思わないが、少なくとも努力や練習の分だけ強くなる。それが仮に錯覚だとしても、そう信じて練習することが困難ではない。それが楽しい、というと言い過ぎだが、喜びを感じる。
比べて現行ルールだと、どうしてもルールを覚えてから先、上に上がるための階梯が曖昧な気がしてならない。どんどん射幸性の高いオプションは加わるのに、肝心の所は保守的で、融通が利かない。あと「現行ルールをして、洗練されていて動かしがたい物である」と大真面目に言う人がいて、これまた楽しくない。

しかしこれらの言葉は、他のルールが楽しい、という発見の後にしかやってこない。そのルールでやっている限り、その中で強くなる・巧くなることを目指すのが本道であり、ルールを相対化するような視点は、逆に上達の妨げになることが多い。
実際、現行ルールで強い人はたくさんいる。自分より強い人の強さは測れないが、恐らくレベルというものは存在するのだろう。自分は現行ルールで「麻雀のレベルが上がった」という現象は起こらないような気がしているが、それは勿論、井の中の蛙が大海を知らない様なものである。

だいたい同じようなことが、麻雀業界についての自分の悩みだった。現状を変えていくとして、内側から改革するのか、それとも外からやってみるのか。
外からやってみる、といっても、所詮自分は金魚鉢の中の金魚だ。金魚が水から出て、金魚鉢を変えることなどありえない。金魚鉢を中から壊せば、自分が絶息するだけの話だ。壊せるはずもないが。

業界にいて情報を発信しつづけた間、ずっと心に刻んでいたのは「業界のためにならないことはしない」ではない。「自分のやる事は、全て業界のために繋がる」だ。この間抜けな、破綻することが目に見えている幻想が崩れた時、業界を離れるのは当然のことだが、しかし今思うに、その幻想のあり方は、奇妙に現行ルールと合致するような気がする。



たぶん続くと思う。

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自分は怠け者なので、放っておくとすぐ何も思わなくなる。自分のような低所得者は思索だけが生きがいなので、生きがいを失うに等しいのだが、怠け者の性か、どうともならず今まで生きている。
ここまで書いた所でメンドくさくなったので、本文に入る。要は忘れないうちに思っておこうと思っただけだ。

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麻雀業界にいた時、私の年収はきっかり300万円だった。25万円を12回。ボーナスは在籍中には支給されなかった。正月の餅代くらいは貰ったか。
会社の寮の家賃は15,000円、所得税・住民税以外は引かれないので、手元には22〜23万程度残った。特に不満のない待遇だった。
実際に店舗に立つメンバーたちの給与といえば、入りたてだと月に34万くらいだった。寮費・食費・制服代など引かれるが、何といっても麻雀の勝ち負けとゲーム代が大きかった。自分も短期間だが店舗で働いていたが、麻雀が弱いので愛想を尽かされかけていた。
今、自分が麻雀業界にいない理由なんていくらでもデッチアゲられるが、結局麻雀に対する向上心が欠けていたということになるだろう。やっぱり麻雀業界は、麻雀が強くないと続かないのだ。


多分続くと思う。

俺の森義一フォルダが火を噴くぜ

自分は一応「古い麻雀マンガに詳しい」という評価を貰っているのだが、実はいのけんさんとか、四方田さんとかに、その座を奪われつつあるのではないか、と心配でならない。
かといって、いのけんさんみたいに人受けする文章を書く能力はないし、四方田さんみたいにサブカルに通じている訳でもない。最近は年のせいか、『黒棒三四郎』と『雀鬼三四郎』、どっちが先かすら覚束なくなる。あと哭きの竜から指摘されて気づいたが、裸で寝そべってマンガを読ンでいるため、常にお腹が煤けている。
退屈な日常にもウンザリだが、こんなくだらない愚痴を読ませられる人たちも大変だ。ということで、俺の森義一フォルダが火を噴くぜ。

 ※わざわざ言うまでもないことなのですが、管理人は「雀鬼流転」は古本屋で買っていますし、P2Pは一切使っていません。2ちゃんやmixiなど、ネットの片隅で拾った画像を差し挟むことはありますが。WinShot?JPEG量子化率?日本語でおkってレベルの人間です。以上。

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ミ○ミさん化進行中

最近の活動を振り返ると、キチ○イのミ○ミさんに近づいてきているような気がする。年齢もそう変わらんしな。
※ここがミ○ミさんっぽい。

  • tumblrのタイトルが「abure-mon」
  • 創作物よりも、それに対する講釈の方が長い
  • インチキ英語を駆使する。ちなみに私は英検4級。
  • 色々と難癖をつけたくなる。

これで若い女の子に執着するようになったら一丁あがりだが、幸いそれだけは免れている。よっぽどのことがない限り、若い女の子と一緒に麻雀打ちたいとは思わない。ステルスモモ以外には。


【今日のパチモン】。abure-monから。

「迷你」は当て字で「ミニ」っすよ。

よんぶんのいち、よんぶんのいち

「ちゅんまのツモって点数高すぎじゃなくない?」っていう投票。

正確には、

MCRのツモ「フー」に対する報酬は…
 ・チョー高すぎる
 ・ちょうどいい

か。
MCR(Mahjong Competition Rule)はちゅんまのこと。COR(Chinese Official Rule)とも言う。2つは同じと言ってる人もいれば、ちょっと違うんだよね、と言ってる人もいる。
投票したい人は、トップページの右側真ん中あたりから。


ちゅんまのツモアガリについては、↓に少し書いた。

ツモられるくらいなら振った方がいい、という戦術が成立しているのは、トップ目にしてみれば面白くない話だが、逆に見ると、ラス目の目無しをかなり防いでいる。バランスの取り方が難しい。
ロンアガリを一家包により近い形に、つまり放銃者の払いを2倍にする、というルールを採用してみて、その結果を見てもよいかもしれない。

一応宣伝

月刊ネット麻雀に捕捉されているようなので、一応宣伝。

↑に気になる画像とかを貼り付けている。
サイト名の「abure-mon」は、チュルク語群で「混ぜる」を意味するabureと、フランス語圏で「私の」を意味する monを組み合わせた造語である*1
最近のお気に入りはこんなの。
screenshot
四隅の4人がプレイヤーなら、アガッってるのは誰なのだろうか。

*1:大嘘