怠け心は果てしなく

中国の貴州で、麻雀牌だけではなく、トランプのカードも自動で洗牌・配牌してくれる全自動卓が登場した、というニュース。タイトルは「闘地主もやっぱり全自動」というほどの意味。
全自動麻雀トランプ卓
「闘地主」は、中国で人気のトランプゲーム。日本の「大富豪」に似たルールで、麻雀と同じく、4人でやるのが特徴。2スーツ108枚のカードを使う。自分も中国の人に誘われて何度かやってみたが、親(地主)と子の対決が主眼で、やりこめばかなりハマリそうだった。ルールは↓に詳しい。

記事を読むと、

剛預訂了一台麻将撲克机的何先生告訴記者,他周末没事時,愛和朋友打打麻将或撲克,但打撲克時,都要自己洗牌、発牌,很麻煩,全自動麻将撲克一体机剛好一机両用,很方便。

ちょうど一台の麻雀トランプ卓を予約したホーさんは記者に対して、
「週末に何もなければ、友達と麻雀やトランプを楽しんでいるんだけど、トランプをやる時は、自分でカードを切って、配らなければいけなくて、面倒くさかったよ。この卓なら一台で両方できて、便利だね。」と話してくれた。

とのことで、そりゃ便利だろう。値段は5800元だから、今のレートだと90000円くらい。
気になるのは、「これ本当にそんな機能がついてるの?」という点。中国の新聞って、意外とトバシとかヤラセとかを載せてくるから、鵜呑みには出来ない。肝心の写真を見ると、トランプのカードをばら撒いただけのような…値段も妙に安いし…疑いすぎだろうか。
まあ真偽はともかく、人間の怠け心にはキリがないから、早晩こういう機能がついた卓が登場するのは間違いないだろう。
日本だと、スター☆ラミィというゲームが全自動卓を使っているそうだが、ラミィはたしか、複数枚のカードを場に出していくルールだから、しっかりした重量感のある牌よりも、手軽にまとめたりできる紙のほうが扱いやすいんじゃないかという気がする。