所詮その程度のもの

お恥ずかしい話だが、麻雀の技術というのを持ち合わせていない。技術というのは、「再利用可能」という意味の。

しかし 僕は かへつて来た
おまへのほとりに 草にかくれた小川よ
またくりかへして おまへに言ふために
だがけふだつて それはやさしいことなのだ


立原道造「風に寄せて」

全文を知りたければこのあたりから。
15年ほど前は、この詩を暗誦することができたが、今は何とも感じない。それでもいいと感じている。覚えているか覚えていないか、どちらか選ぶ必要に迫られたら、迷いなく覚えていない方を選ぶ。
自分の麻雀に対する姿勢は似たようなもので、だから上達の道から早くに転げ落ちた。転げ落ちた後にどうなるか、それはまだ分からない。