「奥深い」って言うの好きだよね

皆さんにお聞きしたいのですが、符計算の必要がない雀荘があったら行ってみたいと思いますか?

という趣旨のトピック。コメントは「行きたくない」が大勢を占める。
自分は人が余るほどいて、すぐ打てる店であれば何でもいい。符計算の有無にかかわらず、どうせ半分以上のアガリは、クイタンかピンフだし、ドラが一ファンなら小さい計算は無意味だ。
クイタンアリのルールは、感覚的には「二分の一ファン縛り」くらいのものだ。四川麻雀のような、字牌なし・一ファン縛りなしのルールで打っても、アガリの形はそう変わりなかったりする*1ピンフはその成立ちからして、符の複雑さとは無縁だ。
また、タンヤオドラ3とサンカンツのみ、あるいは門前のタンヤオドラ4とチートイツドラ4、どちらが点数が高いかを考えれば、現在広く普及しているルールで符の面白みを味わえるとは言いがたい。
こういう問いかけは面白いし、答えは出ないものだが、めんどくさいのは「符計算があるから麻雀は深い」とか「符計算は麻雀の醍醐味」とか言う人たちだ。人それぞれ面白さは違うので、現状にそぐわない物を改良しようともせず、ルールだから、という理由で片付けるだけなら別にかまわないが、それで人が納得すると思っているならおめでたい話だ。
根本には、点数計算が複雑であれば深いとか、単純であれば浅いとか、そういうアナロジーによる誤解が横たわっている気がする。ま、とりあえず浅見先生の論考でも読んで理論武装しておくか。
麻雀点数論

*1:ただし、四川麻雀は必ず欠一門でなければならない、という縛りがある。マンズ・ピンズ・ソーズのうち、2種類しか使えない