俺の森義一フォルダが火を噴くぜ

自分は一応「古い麻雀マンガに詳しい」という評価を貰っているのだが、実はいのけんさんとか、四方田さんとかに、その座を奪われつつあるのではないか、と心配でならない。
かといって、いのけんさんみたいに人受けする文章を書く能力はないし、四方田さんみたいにサブカルに通じている訳でもない。最近は年のせいか、『黒棒三四郎』と『雀鬼三四郎』、どっちが先かすら覚束なくなる。あと哭きの竜から指摘されて気づいたが、裸で寝そべってマンガを読ンでいるため、常にお腹が煤けている。
退屈な日常にもウンザリだが、こんなくだらない愚痴を読ませられる人たちも大変だ。ということで、俺の森義一フォルダが火を噴くぜ。

 ※わざわざ言うまでもないことなのですが、管理人は「雀鬼流転」は古本屋で買っていますし、P2Pは一切使っていません。2ちゃんやmixiなど、ネットの片隅で拾った画像を差し挟むことはありますが。WinShot?JPEG量子化率?日本語でおkってレベルの人間です。以上。

森義一の表紙の特徴は、両手を高く上げる点にある。実際の麻雀で両手を上げる必要は余りないが、ぎいっちゃん(親しみを込めてこう呼ぶことにする)のマンガの主人公たちは、これを決めポーズにしている節がある。


左右の手の平を読者側に向けるというのは、麻雀では全く不要、というか無駄なポーズだが、妙に決まっている。少し傾いでいるのが奏功しているのか。


雀鬼流転』に収録されている作品のカラー表紙。左手が手牌の前で折れ曲がる意味はあるのか?「愛した女のシャレコウベで打つ!!」というアオリに驚くが、結構中身は面白い。

  • 麻雀列島


ザ・ジャパニーズといった趣のある、ゴージャスな一品。個人的には大好きである。


一般的には、女性の顔に興味を引かれる所だが、この美影義人は違う!このポーズが藤岡弘を参考にしているのか、ぎいっちゃんに聞いてみたいのだ!!

  • 牌の神話・Part2


割と初期から、両手を上げるポーズを採用していたことが分かる。ちなみに主人公は右利きだが、左で牌をつまんでいる。

  • 麻雀無頼の詩


森義一研究家の間での通説である「あれはアガッた後、牌を倒すシーケンスを表現したものだ」を裏付ける作品。


手を2つとも下げているのに加え、胸毛が見えている、非常に珍しいポーズ。

  • 雀狼山脈・Part1


下ろした手の上を牌が横切る、面白いといえば面白い構図。

  • 雀狼山脈・Part4


手が切れてる、目が空ろ、と見所が多い。ちなみに中身はそこそこ面白い。

  • 命牌は殺しの霊歌(うた)


最初期には、まだ両手は上げてない。


ぎいっちゃんにしてはダイナミックな構図。

  • 麻雀黙示録


怪獣が登場していくような趣がある。